訪問歯科で発生する指導料とは

訪問歯科で発生する指導料とは

訪問歯科で発生する指導料とは 訪問歯科を受けた際、治療によっては訪問歯科衛生指導料と呼ばれるものが算定される場合があります。これは歯科医師の指示に基づき、歯科衛生士や保健師、看護師などが治療上必要とする磨き方を教えたりした時に算定できるものです。
加算の基準は単一建物診療患者の数に応じた区分となっており、同月内に同建物内で患者さんもしくはその家族に指導を行った場合に限ります。1対1で20分以上の指導を行った場合は360点、2人以上9人以下の場合は218点、10人以上の場合は300点と定められており、月に4回まで加算することが可能です。指導内容は口腔内の清掃や有床義歯の清掃指導、口腔機能の回復と維持について、このうちのどれか一つでも指導を行えば加算することができます。訪問歯科では在宅療養をしている人も多いため、口腔衛生のケアが難しい人が大勢います。ですので歯科医師の訪問歯科に歯科衛生士が同行することも多く、歯科衛生士が少しでもアドバイスを行えば指導料が発生することになります。

保険適用を受けることが可能

便利な訪問歯科でも義歯を作ることができるんです 訪問歯科治療は保険適用が可能となっており、負担金額の支払い以外の費用が掛かることはありません。歯科医師や同行する歯科衛生士へのお礼などももちろん一切不要です。治療期間や診療費については患者さんのお口の中の状態によって変わりますので、どれくらいの時間と費用がかかるかは診察した歯科医師に尋ねることになります。訪問歯科では毎日治療を行うことが難しいケースもありますが、歯科医師が理解してもらえるまで丁寧な説明を行いますので心配はいりません。
訪問歯科は歯科器材をご自宅に運んでの治療となりますので、あらかじめ日程や時間の都合を合わせておく必要があります。かかりつけの歯科医院が訪問歯科を行っている場合は、その歯科医院に依頼するのがベストです。もしもかかりつけの歯科医院がない場合や、かかりつけ歯科医院が訪問診療を行っていない場合は、コールセンターに電話をしてみましょう。そうすれば協会に加盟している自宅から最も近い場所にある歯科医院の先生を紹介してもらうことができます。